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光より遅く(超意訳)

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光より遅く(超意訳)

2015.2.26 超意訳を公開
2015.2.27 一部修正
2015.2.28 一部修正&画像追加
2015.3.18 追記

【注意書き】


このページは、RPP(ロールプレイポエム)の1つである『光よりも遅く』を、
ボードゲームを遊ぶかのように超意訳し、個人的に遊び易いよう文章化したものです。

なので、これが正式なルールというわけでありません

(もともとがポエム、文学作品のようなものなので、遊び方は原文(和訳)ルールを読んだ方々が、それぞれの感性で決めていくことになると思います)

大切なことなので2回言いますが、以下のルールは、「オシノ的な解釈」が前面に出ておりますので、その辺りをご了承いただけると幸いです。

*全ての権利は、作者であるMarc Majcherにあります。つまり、訴えられたら即消します(汗


【注意書き・補足】

もともとが読んだ人の感性で遊ぶものなので、原文(和訳)に明確化されたルールが記載されておりません。なので、オシノの中で「こんな風に遊ぶのかな?」という≪ 解釈 ≫をいくつか記載しました。もちろん、その解釈は正解ではありませんので、読み飛ばしていただいて構いません。


【RPPとは】

ロールプレイポエムとは、ボードゲームやTVゲームなどの明確化されたルールで遊ぶものではなく、TTRPG(テーブルトークRPG)などを簡略化し、ごっこ遊びの要素だけにしたような、ゲームというよりも、コミュニケーション遊びみたいなものです。

勝ち負けの要素はほとんどなく、コミュニケーションの中で浮かんでくる仄かな物語を、それぞれで味わうものと言えます。だって、ポエムですから。

*内容を調整中のため、遊ばれた方からのご意見を心待ちしております!!



光より遅く
Slower than light


 

和訳:ゲームポエム・アーカイブス
http://gamepoem.blogspot.jp/2015/01/slower-than-light.html

出典:『Twenty Four Game Poems』収録、およびGizmet Game Poems「Game Poem 6」
http://gamepoems.gizmet.com/2010/02/game-poem-6-slower-than-light/

作者:Marc Majcher

訳者:django

人数:3~5人

時間:20~30分


【物語】

あなたたちは、それぞれが遠く離れゆく、

そう、お互いにもう二度と会うことのない、長い長い旅路につく。

それでも、まだ、あなたたちは通信可能だ。

しかし、旅を続ければ自然とお互いの距離は長くなり、

次第にメッセージのやり取りには、より多くの時間がかかるようになる。

それでもなお、あなたたちはメッセージを送り続ける。

どれだけ遠く、遠く、それこそ切なさで気が狂いそうなほど、

遠く距離が離れても 

―― その繋がりを維持するために。



【流れ】

以下の1ラウンド × 12回ほど

0・時間の共有
1・メッセージを綴る
2・一斉送信
3・メッセージを受け取る
4・確認(読む、もしくは、ボックスのチェック)
5・宛先別に仕分け

*ラウンドを開始するたび、時間の経過を全員で共有・確認することが大切です。


【準備】

プレイヤー1人あたり、以下のものを準備する。

・メモ用紙 15枚×プレイ人数 程度
 (その内の1枚を『通信記録用紙』として使用)

・筆記用具 1本

・封筒 1つ
 (いくつかのメモを持ち帰る用の少し大きめのもの)

・タイマー、もしくは、1分の砂時計

・ラウンドを把握するもの、もしくは、その仕掛け
 (たとえば、ラウンドを示すマーカー1つ、もしくは、サイコロ2個、あるいは、紙に日付を書く など)


0)
それぞれのプレイヤーは、書いている最中にお互いのメモの内容が見えないよう、少し離れて座る。


1)
全てのプレイヤーは、メモ用紙を1枚取り、他プレイヤー全員の名前を記入する

その際、表をつくるように、縦にプレイヤー名、横に通信記録(それぞれ長方形の1つの空白のスペース)という風に、それぞれを線で区切るとよいだろう。

これは、あなたの通信記録となる(以後、このメモ用紙を『通信記録用紙』と呼ぶ)。


2)
次に、あなたたちがどんな旅をしているのか、全員で相談して決める。

たとえば、銀のロケットに乗って深宇宙へと発進したのか、古い帆船で大海原を探検しているのか、キャラバンを引き連れ道の国を横断するのか・・・

お互いに合意が取れるなら、どのような旅でもよい。

しかし、その旅が何であれ、各人は個別に分離されており、他プレイヤーとの接点は相互に送る簡潔な文字通信のみである。



【進行】

3)
今回の旅が決まったら、全てのプレイヤーは、各自、はじめにメッセージを送る相手を心の中で一人選び、通信記録用紙のそのプレイヤーの名前のすぐ横(長方形の空白のスペースに左詰めで書くと良いでしょう)に、ハッシュ記号(#)を1つける。


4)
プレイヤーの誰か一人が、タイマーを1分に設定しボタンを押す、あるいは、1分の砂時計をひっくり返す。

全てのプレイヤーは新たにメモ用紙を1枚取り、およそ30秒で、相手に1~2行ほどの短いメッセージを綴る。

その内容は何でも、思い浮かぶまま綴ってよい。

たとえば、旅の最中に自分が何をしたか、何を発見したか、どうしているかなど、あるいは、相手にそれを質問したり、別の旅行者からの挨拶を伝えたりしてもよい。

 補足:この時、メッセージのはじめか終わりに、相手に送るメッセージとは別に「〇月〇日」や「〇日目」「通信〇回目」「〇:〇〇」など、旅の設定に合わせラウンド数が分かるような仕掛けをしても良いでしょう。

 例:
ラウンド1 ⇒ 1月10日、1日目、通信1回目、1:00
ラウンド5 ⇒ 5月6日、6日目、通信2回目、5:00


 補足:もしくは、サイコロの出目を使い、現在のラウンド数を示す方法もあります(例:サイコロの目が4なら4ラウンド目。5+5=10ラウンド目)。


 補足:はたまた、別紙に1~12まで数字を書いておいて、ラウンドが変わるたびにマーカーをずらしていく。もし、マーカーがなければ、カレンダーの日にちを「 X(ペケ) 」で消すようにラウンド数を数えるのも良いでしょう。


5)
メッセージを書き終えたら、その紙を半分に折り(もちろん書いた内容はその内側)、外側に「【自分の名前】から【相手の名前】へ(例:from A to Y)」と宛先を記す。

宛先を書き終えたら、他のプレイヤーに書き終わったことがわかるよう、折った紙はちょうど山になるよう三角に立てて置くとよいだろう(もちろん、書いた内容は誰からも見えないように置く)。


6)
全員が書き終えた、もしくは1分が経過したら書いている途中でも手を止め、全てのプレイヤーは、宛先に指定した相手に閉じたままの紙を渡す。


7)
各プレイヤーは自分宛てのメッセージを開き、静かに読む時間を取る。受け取ったメッセージは大切に取っておく。

 補足:届いた順に番号を振っておくなどすると、後から見直す際に分かりやすいでしょう。


8)
全員が自分宛てのメッセージを読んだら、次のメッセージを書く準備をする。

まず、誰にメッセージを送るか心の中で決める。この際、メッセージは最大でも1~2行しか書けないことを忘れないように!


>まだ一度もメッセージを送っていない相手宛て

あなたが一番最初に書いたメッセージと同様にする。

*通信記録用紙の、相手プレイヤーの名前の横に、ハッシュ記号(#)を1つつけることを忘れないでください!


>すでにメッセージを送ったことのある相手宛て

*送ったことがあるかどうかは、あなたの通信記録用紙にあるハッシュ記号(#)で分かります。

まず、これまでと同様に1~2行のメッセージを書き、紙を折る。

その後、あなたと相手の名前を外側に記す際、相手の名前の横に、あなたの通信記録用紙にある、そのプレイヤー名につけられたハッシュ記号(#)の数と同じ数だけチェックボックス(□)を添える。

それを終えたら、あなたの通信記録用紙に新たなハッシュ記号(#)を1つ、そのプレイヤー名の横に追加する。

 補足:以下の順に行う。
  1・メッセージを綴る
  2・宛先にチェックボックスを添える
  3・通信記録用紙に新たなハッシュ記号(#)を1つ追加する


そして、宛先のプレイヤー以外のプレイヤーに紙を渡す。

渡されたプレイヤーは、その中身を確認することなく、宛先の横にある空欄のチェックボックス1つにチェックを入れる。

(これは、誰かに送った最初のメッセージは直ちに届き、2つ目は1通信分余計にかかり、3つ目は2通信分が・・・と、メッセージを送るたびに1通信分(1チェックボックス分)の追加の時間がかかることを意味する)


 解釈1:メッセージは、一度に何人に対しても(ただし、一人に対しては1通のみ)送ることができるとする

 解釈2:メッセージは、一度に1通(誰か一人のみ)しか送ることができないとする(*初回オススメ)


 補足1:どんな解釈で遊ぶにせよ、1分間という時間制限と、一人に対して最大でも1~2行しかメッセージを書くことができないことに注意してください!

 補足2:受け取った紙のボックスにチェックを終えたら、宛先別に分けて置いておくと良いでしょう。


9)
以降、これまで同様にメッセージを綴り、渡し、読む、のセットを残り10回程度、繰り返す。

*もし、誰からも返信が必要なメッセージが届かないことがあった場合、

 解釈1:それでも毎回、必ず誰か1人には何らかのメッセージを書いて送る。

 解釈2:特に、新たにメッセージを書くことはしない。


なお、時間の経過とともに、目の前には多くの紙が溜まってくる。


[ チェックボックスのない紙 ]

それは、あなたがこれからはじめて宛先の相手に送るメッセージです。


[ 未チェックのボックスがある紙 ]

あなた宛ではありませんが、宛先のプレイヤーに届くまで、もうしばらく時間のかかるメッセージです。

中身は見ないままで、宛先に指定されているプレイヤー以外(できれば、そのメッセージを書いたプレイヤーも除く)の誰かに渡すものです。

そう、最終的に宛先のプレイヤーへと届くまで、永遠にどことも知れぬ場所を漂い続けます・・・


[ 最後のボックスをチェックした紙 ]

全てのボックスにチェックがついているということは、それは次の送信で宛先のプレイヤーに渡すものです。



【終わり】

10)
12回ほどの通信を繰り返した後、全員が最後のメッセージを送ることに同意したら、全てのプレイヤーは新たなメッセージを書くことを止める。


11)
この際、いまだ宛先のプレイヤーに届いていないメッセージがあることは避けられず、しばらくの間、これまで同様に受け取った紙を回し続ける(ボックスにチェックする)。

なお、指定された宛先に届いたメッセージは、届いた順番に注意しながら、全て中身を確認せずに該当のプレイヤーが大切に持っておく。


12)
最後のメッセージが全てのプレイヤーに届いたら、やはり誰も中身は見ないまま、それらを1つにまとめて封筒に入れる。


そうして、あなたはそれらを持ち帰り ――― 後で一人になった時に読む。






解釈1:ゲーム中、そして、ゲームが終わった後も、今回の旅については何も話や共有をせずに終える。

解釈2:最後に受け取った1通のメッセージは後で一人になった時に読むとして、それまでやりとりしたメッセージや旅の内容については、ゲームが終わった後でみんなで話し、共有する。



本ゲームの超意訳に関して、以下のサイト様を大変参考にさせていただきました!
本当にありがとうございました!!

togetterまとめ
切ないコミュニケーションゲーム「光より遅く」
http://togetter.com/li/755232

togetterまとめ
ロールプレイングポエムの感想とか。
http://togetter.com/li/766536

雲上四季
http://d.hatena.ne.jp/sinden/20150119/1421635402

双六小僧の卓ゲ道楽
http://blog.livedoor.jp/sugo6kozo/tag/%E5%85%89%E3%82%88%E3%82%8A%E9%81%85%E3%81%8F


*** スペシャル★サンクス ***
スゲさん、団長


注・タイトルのすぐ後にある画像は「イメージ画像」であり、本ゲームとは何ら関係もありません(パブリックドメインの画像です)


タグ:ボードゲームのレシピ、創作?活動、超意訳、光よりも遅く、ロールプレイポエム、切ないね、

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